20140426

はこぶ。

 
明日は久々の現場です。
展示会は、開催中の来場者の人数がいくら多くなろうとも、
開催前後に携わった人数には敵わないのではないかと
いつも感心しています。
(実際はどちらなのでしょうか)



物語の数が多すぎて、
どんどん自分が透明になっていくのを感じます。
透明という表現はあまりしっくり来ません・・・が、
道、というのもまた遠い気もします。
意識的に工事した道もあれば、
知らない間に、ふと通っていた道も在り。

ジャンクションが必要です、
名前の無い。



明日は。

感謝を挨拶に表す日。

過去半年の某を、一言に込めるというミッション。

(場合によっては眼だけ)










蛇足煙足なハナシ。

昨日の夜から今日の朝にかけて考えていた、
禁◯日記がつけられるかもしれない、という予定は
今日のお昼に無くなりました。。。

失恋の手引きを◯に当てはめてみたものの、
失敗してしまいました。
(曰く、別れた元恋人とは二度と会わないの項、etc...)

何故その日記をつけようとしたかというと、

禁断症状がちょっと気持ち良かったからです。

サウナの後の水風呂の後の、クラ感がありました。

おそらく、断食でも同じような症状がでるのではないかと思いました。
体中の血が分散して、体重が軽くなる感じです。


私は一体何について書きたいのか見失います。

そろそろ献血に行くタイミングなのです。

 
 
 
 

 
 

20140420

無言のアナウンス。


アイについては匙を投げたまま、
寄り道に根を降ろして記事を続けます。

ツイッターにも書いてしまいましたが、
白州の中吊り広告が秀逸でした。

というのは、
たまたま日曜の出勤帰りで、
見かけたことも大きいのです。

「白州飲みたい!」という直接的な感情よりも、
ちょっと山梨行ってみよっかなーみたいな

不埒な逃避行心が芽生えるようなアレでして。。。






“ ようこそ森へ。
 
 風がそう言った。 
 
 何かを忘れられた。

 何かは忘れた。 ”




ずるいです。

















日曜は基本的にやさぐれています。

周辺の工場が静かな中で、平和に働いているので

円都に居るぐらいの小さなやさぐれ感を伴っていた方が、丁度いいのです。




何も、なくなりません。

余計なものも、ありません。



疲れていても、

足を動かしてさえいれば



必ずどこかには着きます。












なくなった状態が、多分好きなだけです。

何かがなくなったとき


なくなったことを含めて、
ずっと持ち続けている事を

私は忘れません。






 
 
 


20140418

ウミガメのスープ。


街路では花水木が咲いて来ましたね。

まるでリレーのような、花が散っては後を追いかけるように。

種類の違う花が近くで咲いているのを見ると、
どんな交信をしているのかと。


ところで

実家では花という小さめの柴犬が同居しているのですが、
どうも彼女は、いわゆる「犬」では無い気がします。

忠犬ならぬチュー犬。。。いえ冗談はさておき。

私もだいぶ年をとったのでしょうか、
今まで縦で捉えていた事柄を、随分横で捉えるようになってしまいました。

別の縦とも言えます。





先日、とても美しい生き物がうねっている夢を見ました。
人間に似た、あれはおそらく蛇でした。

今取り組んでいるのは淡い光、
信じられないくらいの薄い水の膜、
可視ぎりぎりの、(言いたくないけど)愛です。

愛としか言いようが無いものを愛と言ってしまうほど
時間が無い訳ではないのに。




20140413


仕事で黒いチョークを使います。
しかし替えの芯は、一緒に働いている人に持ってもらってます。

シャーペンとかetc.とか、芯を替えられるってすごいですよね。
支える器もいいですけどね。。。

人間、心臓は滅多に替えられませんが、
血は巡りますからね。


あなたの芯臓は何ですか。







余談ですが、先日の電車の恋の壁、
再見しました。
千代田線で(・・・千代田線内はホームドアまだ無い気がするけど)。。。
東京メトロのmission for tokyo: ホームドア・・・
メトロ線内の内蔵テレビで見れるみたいでした。










20140410

電車くん

先日は久々のお休みで、
遠くまで電車に乗りました。

友人と別れてから独り、電車に揺られて、
東横線か副都心線の小型テレビ(?)をぼんやり見てました。

電車「僕は君のことが大好きです。
   でも君は危なっかしいから
   二人の間に壁をつくりました」

ホームドアの建設に関する、ハッとするアニメーションでした。

僕と君の間に壁をつくりましたー♪って、歌う電車くん、えらい・・・(泣)

映像は、フワフワとホーム白線を越えて
線路を覗き込んでしまう女の子、の前にホームドアができるくだりです。

電車くんの目線はホームドアより下にあるので、
女の子のいるホームに着いても
二人の視線が交わる事はありません。


“♪君を守るために、ぼくたちの間に壁をつくりました♪”

最後のシーンは、

頬を染めた電車くんが
女の子を乗せて出発するシーン。



ぐっときたぜ。





20140409

愚治

間に合ったんじゃなくて、追っかけただけなんだぜ。

羨ましいなんて
思いたくはないけれど

あなたが楽しいなら
いいんだといい聞かせられるようになったさ。




桜が散っても、菜の花が満開になる。

薺(なずな)も長く咲く。

花は押し並べて 永く、 咲くような気もする。


昨夜は、螺旋階段が何本も貫通した高層ビルの建設で
一人一つの階段に名前をつけていい、ということになっていた。

私は水色の階段を地上から18階あたりまで駆け上り、
ポケットの中身を空中にばらまく。

少し離れたところの階段には、忍びの先輩が居て
ちょっとだけ笑ってから、
また上に昇っていった。


結局私は、階段に名前をつけることはしなかった。
代わりに、そこから一番に飛び降りる権利を頂いた。

 
 
 

 

20140404

些事加減


白い砂浜が、目の前にどこまでも続いている。

真っ青な空を上に讃えた砂浜は、なんて綺麗なんだろう。

地平線て、

見えなくなる最後の土地のことだって認識してたけど

ここには終わりがない。



この後に忘れ去る夢のような、朧げな感じの声が

頭の後ろから語りかける。

「ちょっと用事をすませてくるから、この辺で待っててね」

それが男の声なのか、女の声なのかわからない。

母のこえなのか、父の声なのかもしれなかった。

小さな自分は、手に赤い風船を持たされて、

「これを持っていれば、どんなに遠くまで行っててもいいよ」

と肩を優しく押された。



それから、どれほどの時間が経ったのだろう。


気まぐれに後ろを振り返っても、

やっぱり白い砂浜しかなかった。


私の右手から、綿の糸で 赤い風船だけが浮かんでいる。




もう、手を放してしまおうか。


ここはもう充分遠い。




見つけてくれるって、


一体誰を待っていたんだろう。




もう、手を放してしまおう。










美しい砂浜を 力を込めて走り出す。