20110214

這うように大切に

   
自分を変えていきたい。
 
古いお寺を磨くように、毎日を這うように
大切に沈みこんでいきたい。   
   

20110212

きみは やさしいね

 
白い夜の、溶けない約束。


愛のある眼差しに助けられている。
 
愛の中で、のびのび泳いでいる感覚。 
 
 きみは やさしいね
 
 

20110209

Dream Record

ただ描き溜めるために歩き回る。


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草がぼうぼうの団地の最上階で、

私は無造作に積み重ねられたプランターをただ呆然と

眺めていた、昼間の終わりの頃。

恋人がいたの、と、くだを巻くボンドガール。

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意味を教えて
意味を教えて

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20110207

“Lunch”     


   千切れそうな吊り橋を、彼女はしろつめ草で繋いでいた。
そこへ通りかかったのが僕。
僕は、吊り橋を渡りたかった。
ねぇ、君、この橋を渡らせてくれないか。
彼女はゆっくりと僕に焦点を合わせてから、
渡りたいなら、渡れば。
と、呟いた。
僕は落ちた。
後から降ってくる花は、白。白。白。
それが楽しくて、僕はまた彼女に会いに行った。
彼女は以前よりたくさんのしろつめ草を結っていて、
 
僕が声をかけたらまた、同じ速度で焦点を合わせた。
ねぇ、また、渡ってもいいかな。
彼女はゆっくりと頷いた。
渡りたいなら、どうぞ。
僕は前より、白くなった橋を渡る。掌で花を撫でる。
僕は落ちた。
まるでシャボン玉を作るそばから壊していくようなじゃれ合い。
僕は落ちたまま物思いに耽っていた。
白く流れる白と共に、次は花を集めに行こうと決心した。
三度目に橋の前に来たとき、彼女はもう、橋を編んではいなかった。
橋は真っ白で、とても頑丈そうで、綻びは一つも無いみたいに見えた。
僕は小石を蹴って、花をばら撒いた。
数日後、気まぐれでそこを通った時、橋が枯れていることに気が付いた。
そして橋の入口には、枯れた冠を頭にのせた君がいた。
僕は彼女の頬を丁寧に、両手で包んでから、眼を閉じた。

 

20110201

On my continuation.

 
私の持続。
私の継続。
 
言葉を介しても壊れない、想像の強固な存在のために。


***
 
My continuation. 
My continuance. 
 
For strong existence of the imagination that doesn't break even if the word is used.